日曜日, 11月 07, 2010

娘が読んでくれた話

上の娘が中学生になって、すっかり僕と距離が離れた。
思春期のせいもあるだろうけど。

中学になって、あまりに勉強できないのに驚いて、
僕がそれを指摘してから、ギクシャクしだした。

それまで、娘のことを何でも肯定してきたから、
急に僕が変わってきたと感じられてしまっているらしい。



替わりに下の娘と話す機会が増えた。

こないだは、国語の音読を聴いてくれというので、
なんだろうと思って聴いていると

エジソンとウォルト・ディズニーと山下清の簡単な紹介の文章を読んでくれた。

例えば、ウォルト・ディズニーは漫画家になろうとしたけど、
なかなか仕事がみつからずに、やっと見つかってもクビになってしまいました。

そして、汚いアパートの壁の小さな穴から出てくるネズミをみて
ミッキーマウスを思いつきました。

という話で、要するに、ショッチュウ落ち込んでばかりいる僕を
励まそうとして一生懸命読んで聞かせてくれているのでした。

下の娘は、不思議なところがあって、例えば、僕が泣きたいような
気分でいるときに、僕の隣で、それを感じ取って、先にポロポロ泣き始めたりします。

また、娘のバイオリンの先生と話したときにも、その先生が言うには
今まで数百人か千人以上もの子供に教えてきたけど、
**ちゃんのような子はいません。

自分がこれを頑張ろうとするとそれをいつまでも飽きずにきちんと頑張り続けるんです。

子供というのは、自分の遺伝子を引継いでいるはずだけど、
全く別に人格なのである。

もしも、僕は娘達と仮に、実は血のつながりがなかったなんてことがあっても、
可愛いなあという気持は全然変わらないと思う。


昨晩も練習会に参加して泳いだ。

確か3200mくらい。

憂鬱で憂鬱でどうしようもないくらいの気持でいながら、
無理やりに3200mをかなりの強度で泳いだ。

これほど、憂鬱で、これほど激しく泳ぐというそのギャップは
今まででも一番だったかもしれない。

一緒に泳いでくれる人がいるからこそできたことだから
水泳仲間に感謝している。

泳がなければ、僕はもっと憂鬱になっていただろうし。

でも僕は、鬱病ですらない、ただ色々、考えると憂鬱になる。

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