水曜日, 2月 25, 2009

魅力的過ぎて必ず暴力沙汰になる女性の話

最近、昔話を書きたくなる。

仕事ができて、なんとも綺麗で、心身ともに健康そうな
女性と飯を食べていたことがあった。

僕は舞い上がっていた。

その女性が不意にいった。

「男の人は結局最後は暴力を振るうのよね。」

「?」

健全そうな表情でそう言われると、この人は余程男運が悪い
人でそういう男としか付き合ったことがないのだろうと思った。

ところが、その女性に何回もあうことがあり、
色々なことを僕に話してくれて事情が飲み込めてきた。

魅力的過ぎて、自分の好きな男にとことん尽くすくせに、
ある日突然他の男を好きになると、いきなり切り替えられて、
男がパニックになってしまうのだ。

ただ綺麗なだけでは、男だってそこまでにはならない。

何から何まで尽くすのだ。彼女としては尽くすという感覚ではなく
一途に好きになってただその対象の男に自分がしたいことを
し続ける感覚なのだと思う。だから他の男を好きになったら
急に切り替えられる。彼女の頭の中には同時に二人の男は
存在しない。

食べ物からサプリメントまで、楽しい遊びから、Hなことまで、
多くの男が憧れている彼女にそこまでしてもらうと
もう優越感だか、恋愛感情だか、なんだかわからなくなり、
瞳孔が膨らんだ瞳で見つめられると、魂をもっていかれてしまうということらしい。

そしてある日急に、情け容赦なく捨てられる。

男は禁断症状に苦しむ。自分の心の中には彼女の像が残っているのに
現実にはもう全く相手にしてもらえなくなる。

そして、おかしくなってしまう。いきなり母に捨てられた赤ん坊のよりまずいような精神状態。

でも女は本当に強いと思う。その彼女はこういっていた。

「背中に暴力振るわれたときの傷が残っているの、一生消えないと思う。
でもしょうがないの、私はそれだけ彼を傷つけたんだから。」

参りました。

0 件のコメント: