ところで、ところで、最近BANDIT1250Fが気になってしょうがない。
とても良いバイクだけど、華がないというバイクだ。
僕はバイク好きなくせして、振動にとても疲れやすい。
若いときはそれでも、オフロードバイクでいきなり青森まで走って、
そのまま北海道に渡ったりしていたけど、
(それで、消耗しすぎて、疲れ過ぎたりしてたのだけど)
今ではとても無理。
それどころか、現在の愛車のW650も、高速はほとんどはしらず、もう日帰りで、走れる気持良さそうな道はあらかたグルグル、何度もグルグルしてしまった。
そしてだ、もうあとは高速道路でもつかって、遠出しないと、新しい、道を探検ツーリングできない。
でも今の僕にはW650ですら、一日中乗ると、最後はグッタリ消耗してしまう。
BANDIT1250Fなら身体の疲労を最小限にして、遠出をでき、かつ大型車の割には
コンパクトで軽量な車体で、小道も入って生けそうに思えてならない。
そりゃあBMWとかのツーリングマシンなら、もっとラクに遠くにいけるかもしれないが、
値段はさらに現実的でないし、そもそも市場してみると、エンジンの感触は
w650のように洗練されていなくて、遥かにガサツだ。
と僕には感じられた。
僕にはそれがとてもとても、大きいことに感じられてきている。
だって、人生なんて夢のようにすぐ終わってしまうだろうし、
現に僕は、もう20代の頃のように、無茶苦茶にバイクに乗り続けることは
とてもできない体力になっている。(それでも一日に一般道を250kmくらいのったりしているが)
そもそも、1000cc以上のバイクがいくらのりやすくなっても、老人になったら、
もうもっと小さいバイクのほうが、身体に馴染みやすくなっているはずだ。
とても大袈裟に思われるだろうけど、
僕は、結局この47歳という歳になっても、生きる意味も、人生の目的も、まるで見出せず、
思い起こすことといえば、20代の北海道バイクツーリングこそ一番楽しく、充実していた
瞬間で在ったということなのであった。
(家族をもったことも、とても幸せなことではあるのだけど。)
もし、僕が、あと一年の命で、その一年は身体が自由に動くのなら
僕はバイクで日本一周することを選らぶかもしれない。
それしか思い浮かばないかもしれない。
そして、今の自分の体力で、小道にも入っていけて、
疲労を最小限にできて、ツーリングを全うできる
現実的なバイクは
BANDIT1250Fに純正パニアケースとトップケースをつけた
仕様に思えるのだ。
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