土曜日, 10月 23, 2010

今頃 ミスターバイクの休刊のこと

ミスターバイクと佐藤信哉の21年前の思い出

佐藤信哉さんと話して嬉しかったこと、生粋で永遠のバイク乗り

Mr.Bikeに掲載されたこと



もう休刊となってから、何ヶ月もたっているミスターバイク。
書くタイミングを失っていた。






あれは、今から1980年代だろうか、
ミスターバイクはともかく多くの人が読み、
バイクそのものだけでなく、バイク文化をつたえるような、
読み応えのある、面白い雑誌だった。

忘れっぽい僕ですら、当時の企画をいくつも覚えているくらいだから。

おそらく、40代以上のバイク好きの世代には、強く思い出にのこるバイク雑誌で
それはバイクだけというより、当時の自分の生活を連動して思い出させるくらいの
影響のある雑誌だったはずだ。

でも、僕も含め、ほとんどの人がいつの間にか、ミスターバイクを読まなくなっていた。

特に、この直近の2年くらいだろうか、雑誌がワイド版で、薄っぺらくなって、
値段があがって、中身が少なくなってからは、とても買う気になれなくなってきた。

ミスターバイクの休刊は、寂しく、郷愁をさそい、昔を思い出させるものだったけど、

実はミスターバイクは長い長い時間をかけて、少しずつ死んでいったのだ。


僕はそう感じていたから、昨年末に、佐藤信哉さんに20年ぶりに再会できて、
昔と変わらない空気で話をしてくれたことが、特別にたまらなく嬉しかったんだとわかる

佐藤信哉さんは、自分を全然飾ることもなく、そして、おそらく、自分でも自分を
すこしもカリスマとは思っていないだろう。

ただ、一時期、有名になりすぎて、かってにそう祭り上げられてしまっただけで、
僕には、バイクがトコトン好きで、バイク乗りが好きで、筋の通せる男でありたいという
ただ、それに対する思いが、もの凄く純粋で強い人で、

そこが、かなり魅力的なのだけど、本人は当たり前の普通で自分のやりたいことをやっている
としか思ってないようにみえました。

そして、おそらく あの思いっきり楽しかったころのミスターバイクで語られていたような
ことのいくつかは、今はブログや、SNSで書かれているのかもしれません。

昔のミスターバイクは大人数が仲間意識をもって読める、なんとも面白い、共感できる、楽しい雑誌でした。





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