水曜日, 5月 09, 2007

右側呼吸ばかりの自分のクロールが自分の結婚を決めたこと

「風が吹けば桶屋が儲かる」 あるいは 「バラフライ効果」
のような話に聞こえてしまうだろうけど、これは実話は実話です。

僕は何故かはわからないのだけど、クロールで右側呼吸したときのほうが、
左呼吸したときよりはるかに安定しているんですね。

さらに、本気で泳ぐときほど、右側呼吸の方がパワーが出せる。
計ったことはないけど、右側呼吸と左側呼吸では、僕のクロールでは
ハッキリとタイムが違うことは間違いない。

それで、20代後半にマスターズに出場しているときは、クロールの練習の
全てを、右側呼吸でやっていた。

そして左側の腰を痛めた。

コーチを持たない悲しさで当時はわからなかったけど、右側呼吸で懸命に練習すると
僕は、ストロークのある瞬間に、左足のアップキックを強く打ってタイミングを取る
癖があることがわかった。キックが左腰を痛める原因だと、自覚した。

でも当時は良くわからないで、左半身のストレッチをやたらに自己流でやってごまかそうとしていた。

それで、自己流の変なストレッチで、左の膝の靭帯をかなり伸ばしてしまったらしい。

それで、会社の行事のバレーボールで、膝をひねって、左ひざ十字靭帯断裂となり。
さらにその手術で失敗して、3ヶ月間近くの入院となり。

そのとき面倒見ていてくれた女性と結婚することとなり。

それまで技術職だったけど、会社での立場もなくなり(元からなかったかもしれんが)
他の仕事に挑戦することなり。

さらには、水泳自体も余りやらなくなってしまった。

ガビーーーーーーーーン。

実際はそれ以上に偉くショッキングなことがこの一連のことでおきて
ノックダウン気味だった。

その原因、きっかけ、始まりは、僕のクロールが右側でしか呼吸できないことだった。

って無理があるか。でもねえ。

ゴールデンウィークで引越しその他あり、2週間ほど泳いでなかったけど、
昨晩、また例の空いている夜中の1時までやっているプールで、
右側呼吸と左側呼吸で何でこんなに違うのが、繰り返し試してみた。

何回やっても、左側呼吸で、スピードを上げていくとバタついてきてしまい、
右側呼吸より効率が悪い。

右利きだから、左右の腕力が違うせいではないかと考え、右の力を抜いて
左を全力で泳ぐとか、左右の動きの違いを一つ一つチェックしていったけど、
やっぱり左呼吸はしっくりこない。

左呼吸だと、何かがしっくりこない。原因がわからない。

しっくりこないと感じるのが何かをまた考えていくと、頭の位置が左呼吸だとわずかに高く、
立ち気味らしく、上下動が大きくなる。

右側呼吸では、利き腕である右腕の動きで全身リズムを取っているのに、
左側呼吸になると、意識が左腕に移ってしまい、左腕が右腕より不器用であるのと
同じように僕の泳ぎが不器用になる。

だから、まずは、左腕に意識を集中して、左腕を丁寧に動かすようにしてみた。
少しはよくなったのだけど、やはりまだバタつくし、疲れてくると、左の丁寧な
動きを維持できない。右側なら疲れてきてもかなりのところまでストロークを
維持できるのに。

おかしい。どうすればよいのか、これは僕はどうしても解決しないといけないことなんだ。
左右対称に近づいて、身体への負担を減らしてより気持ちよく泳ぐために。

静かなプールで、静かな心で、自分の感覚を研ぎ澄まして、身体のそれぞれの
部分部分に順番に意識を移していって、左側の泳ぎを確かめてみる。

ある部分で急に左側呼吸でもスムーズに進むようになった。

その部分とは意外なことに右手の先で、そこの意識を抜かずに
入水前後を丁寧にやれば、急に右側呼吸と同じようにクロールを
泳げるようになってきた。(まだ少ししか試せてないけど)

結論

左側呼吸で自分がクロールをうまく泳げなかった最大の原因

左側呼吸になると、無意識に右腕の動作が特に入水時に雑になりキャッチまでに
変な力の入り方をしていること。

2番目の原因

左側呼吸だと必要以上に呼吸のために頭のポジションと高くしてしまっている。
さらに、頭を水平にしてバタフライでの前にのめりこむような動作ができなくなっている。
だから伸びてなかった。

夜中の12時のプールで、急に自分の左側呼吸が進歩した。

やったぜ見てくれたか父ちゃん(解説省く)。

このことに20代後半で気がついていたら、腰も壊さず僕の人生は違っていたかもしれない。
でもいいんだ今は今でそれなりに幸福だしね。

0 件のコメント: