月曜日, 11月 26, 2007

にわか経済評論家

私は最近、一段と経済というものへの興味がわいてしょうがないのである。

子供のころ、おそらく6歳か7歳くらいの頃、時代劇をみていて、
小判がでてきて、それが一両で

「パパそれは今のお金だといくらくらい?」

としつこくきいた記憶がある。

確か父の答えは

「一万円くらいかな、4万円くらいかな、パパにもよくわからないな、
でもこの時代にどんなにお金があっても、テレビは買えないよ」

みたいなものだった。それでも自分は

「ねえねえ、今のお金でいくら。いくらなの」

としつこくきいていた。

でも江戸時代のお金と現代のお金を同列にあつかえる部分は少ないのだろう。
米の値段とかに置き換えれば一部はくらべられるだろうけど。

さて現在も不思議である。

僕は1995年前後の、ドルに対して円が史上最も高かったとき(80円/ドル)
のときロサンゼルスのロデオドライブという有名ブランドショップが軒を連ねる
通りにいた。(仕事でいって、そこにも寄った)ヨーロッパのブランドだらけだった。

日本人がたくさんいて、ブランド物を買いあさっていた。

あの頃といまでは特に、ヨーロッパと日本での間での通貨の価値が
倍以上変わっているんじゃないだろうか。

なんで円の価値は落ちているんだろう。1つには金利が安いから
円キャリートレードに使われすぎたかららしい。

アメリカのサブプライム問題のモラルの低さには憤慨したが、
これが一気にここまで世界に問題を広げている背景には、
日本もかなり関っているということになるらしい(あくまで素人のききかじりの憶測だが)。

要は、日本の金利がタダみたいなものだから、世界中のヘッジファンドやら何やらが
日本円を借りて(売って、空売りして)、世界の通貨、株、資産となるものを
買いあさり、それが、世界的なバブル(円安バブル?)の一因にもなっているらしい。
バブルは何か問題が起きると急に収縮するものだ。

ところが、日本は世界中の投機筋に資金を提供してしまったらしいのに、
自国民の生活はここ数年豊かにはなっていない。
自国の株も低いままで、特にこの3ヶ月あまりは酷い状況だ。

世界の株が上がるときは日本はほんの少しあがるくらいで、世界が下がるときは
それより下がる。なんじゃそら。

そして、今や中国の株式市場の時価発行総額は日本のそれを抜き、
膨大な外貨準備高を持つにいたった。

今中国が、日立製作所、三菱重工、あたりを買う気になれば、
法的制約がない限り、経済的にはあっさりかえるはずである。

そうなったら、三菱重工は、将来日本の脅威となりうるような
戦闘機のために製造したりするのだろうか?

それでもいいんだろうか?

自国から世界中にほぼ金利なしで供給されまくった金も
おそらく中国市場の興隆に一役かっているのではないか。

そして、国内は莫大な自国内の債務と、対外的な莫大な債権と

今や、朝日新聞、読売新聞を読む人は減少の一途で、
日経新聞読む人だけはふえているらしい。

もう国とかイデオロギーとかに意味をみいだせなくなってきて、
経済問題にしか関心がいかないからかもしれない。

でも、日本ってこのままでは将来どうなっていくんだろう。

こういうことに対して、なにか面白い挑戦策はないだろうか。

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