来月から始める仕事は
昨年末に中華料理をご馳走になった人の会社での仕事なのであった。
http://koenjihachioji.blogspot.com/2008/12/blog-post_27.html
昨日の歓迎会には、奥さんも来られていた。奥さんも大変魅力的な方だった。
帰りに携帯電話をいじりながら歩いていると、その奥さんに駅の近くで
声をかけられた。
冴えない表情で携帯メールをうちフラフラ歩いているときに声かけられて
どきまぎして
「***さん(その言語の天才の社長さん) がここまでの仕事をできたのは奥さんが支えてきたからですよね。」
と本当にそうだろうとは思っていたけど、唐突に切り出したら。本当にそうのようだった。
16年間も無償で(寄付は募ったが)日本を勉強する外国人向けの辞書を作るなんて
家族の理解なくしてできることではない。
でも、お金がなくても、旦那さんがイキイキ働いていていて欲しかったこと。
それが彼のライフワークだからそれを取り上げたくなかったことを話して
もらった。
僕は人ごみの仲でつい大声で
「凄いですね。スゴイコトデスネ。そんなことできる女の人滅多にいませんよと。
なんでそこまでできたんですか?」
ときくと、その奥さんがなんともいえない喜びと美しさの満ちた表情で
「でも彼は私にたくさんのものをくれました。とてもとても優しいんです。」
というのだ。
そこまでできる女も滅多にいなければ、そこまで惚れられる男も滅多にいない。
結婚生活37年間くらいらしいが、こんな夫婦が外国から日本にきてずっと住んでいて、
かつ彼らの作った英語圏向けの人向けの日本語の辞書が今や日本語を
勉強する外国人に一番使われる辞書となってらしい。
僕はそういう人達と働くことになったのだなあ。
そして今は辞書のために集めまくったデーターは発音情報から
固有名詞情報まで膨大な量となったので、辞書以外のデーター
(インターネットの検索、地図、音声認識、その他)にも有効活用されるように
なってきた。そのための営業やるのが僕の仕事だ。
夢は大切だなあ。でも金に困りそうなのがちょっと怖かったりして。
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