木曜日, 6月 19, 2008

コーチのビジネスバッグ1つでまたちらっと考える

長いこと、ブランド物に金使う人と自分では感性も考え方も違いすぎると思っていた。

その私が、結局、コーチのバッグ(それも一番高いビジネス用の日本で売ってない物)を
個人輸入して、昨晩自宅に届いた。

大体仕事はいつも綱渡りだし、家族の贅沢には仕方なく折れても、
自分の贅沢なんぞに金使えるかと(バイクは買ってるけどね)
思ってきた。

でも1つ前のヨドバシカメラで買ったバッグが余りにもみすぼらしく、
中で切れた布がはみ出してきて、流石にこれでは仕事であっている
会社にすら、印象悪過ぎて、仕事自体に悪影響でるかもしれず、
そもそも、そこまで貧乏性の自分が恥ずかしくなってきた。

この貧乏臭い考え自体が、今の自分の仕事の状態に
関係しているようにも思えて、ともかく変化を与えようと思った。

それで届いたコーチのバックは良い革を使っているらしく、
それ1つで我家のリビングルームが新品の革靴が並んだ靴屋に
入ったような匂いを醸し出している。

シンプルでおしゃれで、ノートPCも入れられるようになっていて、
たくさんの荷物は詰め込めない以外は文句のつけようがない。

逆にこんなバッグ持っていると、俺に不釣合いに立派過ぎるんじゃ
ないかと落ち着かないくらいだ。

ブランド物なんかもたなくても、自分で良い製品を探しだせてこれて
そんなものもたなくても、自分に適切なレベルの自信を持ち続けられるなら、
そのほうが良いのではないかとも思う。

でも良い製品探しだすために使う時間もないし、本当にそれがあるかもわからない。

短い人生で、自分が愛着をもって 長期間使える製品をノーブランドの中から試して
探しだす時間もない。

バッグでも、ダメなのは使うほどもちたくなくなるのに、
以前もっていたコーチのバッグは使うほど愛着わいてきてた。

確か8年間くらい使って見かけがボロ過ぎて恥ずかしいという理由で妻に捨てられた。
それまで妻が修理に何度かもっていってくれたこともあるし、
仕事で会った人から見ただけで、「鞄を長く使われるんですね。」
と言われたこともあったから、使い古した感じがとてもあったんだろう。

それでもとても愛着あったんだけどなあ。

それに何より、僕はもう根拠なくても、理由なくても、ブランド物を
利用してでも、もう少し自分に対する自分のイメージを上げられるように
したほうがよいのだ。

多分、自信70% 不安30%くらいの気持ちのときが
仕事、勉強、スポーツ、何でも良い結果に近づけると思っている。

しかし、コーチのバッグ1つで、ここまで考える自分の奇妙さもまたわかっている。
普通の人になりたいような気もする。

自分では真面目に考えているつもりが、世間からずれてしまう。
普通の人はそこまでウダウダ考えない。

特に女性の場合は

「ああこれ可愛い、素敵、欲しい、買いたい。
きっと仕事にも使いやすいと思う(理由の後付)」

みたいなパターンが多いんじゃないだろうか。

若いときの僕ならそういうのまるで理解できなかったけど、
今思うのはそういう人のほうが、自分の感情に素直なんだよな。

我慢も大切だけど、我慢ばかりしていると、元気なくなって元も子もないし。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

家庭を持てばいつしか興味も薄れていってしまいますよね。私もビジネスバッグがほしいと思っているのですが今度自慢のバッグを見せてくださいね。

中村 真人 さんのコメント...

家庭持つ前からブランド物には全く興味なかったのですが、最近は長く持って愛着もてるものが欲しくなってきました。

きっとこれも長持ちしてくれるんじゃないかと。