今日は不動産屋のおばちゃんと話した。
いくつか物件見せてもらった。
小さな不動産屋で、おばちゃんが犬を連れたまま
いくつかの部屋まで案内してくれた。
このおばちゃんに始めたあったのはもう2年ちょっと前だ。
こんな会話があった。
僕 「ところで誰が社長さんなんですか?」
おばちゃん 「あたしよーーー」 (あんた何いってんのよーという感じで)
僕 「エッ そうなんですか?」 (いつも超カジュアル いつも犬連れ しかも事務所には年配のおじさんたちもいるのになあ)
おばちゃん 「あたしの旦那が社長やってたけど、2年前に癌で死んじゃったのよ。」
僕 「じゃ僕が、初めて会ったときは旦那さん死んだばかりだったのですか?」
おばちゃん 「あのあとすぐ死んだのよーー。会社の名前も変わっているのわかるでしょ。」 (少しも湿っぽくない)
僕 「なんで会社の名前変えたんですか?」
おばちゃん 「うちはもう40年もやっていて、このあたりで一番古いのよ。バブルのころなんて借金40億円もあったから、もういくつもビルもあったけど、銀行と税務署に全部もってかれて、どうなったかはもうしんらんわ。」
僕 「ああそれで 会社閉じて、別会社で始めたんですね。同じ場所で」
なんて会話なんだけど、そのおばちゃんが、旦那さん死んだことも、40億円も借金あったことも
まるっきりたいしたことじゃないように話すものだから、そのサバサバぶりがとても印象的でかつ
感心した。
電柱にションベンする毛並みのよいシェットランドシープドッグ(とかいう)言う犬を
ションベンの途中で引っ張ってグイグイ歩いていくので、その犬は次の電信柱で
またションベンしようとして、それを引っ張られて、なんてことを繰り返していた。
今を生きていられりゃ、親しい人が死んだことも、40億円の借金あって
財産放棄したことも全然大した事じゃないとでもいう感じだった。
おばちゃんがかっこよく見えた。
「
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