水曜日, 10月 03, 2007

今までの僕のバイク達のこと

初めて買ったバイクは、

ホンダ XLR250パリダカ

リンク先見つけて、写真見て懐かしくて胸がキューとなった。
このバイクで初めて北海道いったんだな。
馬鹿デカイタンクで、満タンにすると600kmは走れた。

単気筒のバイクだったから、この音と振動と自分の
楽しい記憶がリンクしている。

オイルの減少に気づかず、北海道からの帰りに東北自動車道の
那須SA付近でご臨終となる。炎天下をSAまで高速の路側帯を
押して歩いたのも良い思い出だ。

好きなバイクだったけど、実はでかすぎるタンクがエンジンヘッドへの気流を
さえぎるのか、オイル減少での焼き付きは、他の人たちからもきいたので、
欠陥車でもあったのかもしれない。

それでまだ学生で早くバイク乗りたいけど、金もなかったので、
中古の

ヤマハXT250

を7万円でかった。

このバイクで、日本海側まで言ったりもしたのだけど、
北海道にもいったりもした。
オイル漏れがあり、前車をオイル減少焼きつきで
お釈迦にしているので、怖くて、オイルを必要以上に継ぎ足してしまう。

それで、煙をはいて走るのだ。4ストロークなのに。

山奥にいくとオイルも手に入らないので、農協で、トラクター用の
オイル入れたりして、それも多めにいれて、またもっと煙はいて。

オイル交じりの熱い煙が後ろのバッグを溶かして焦がして、
もうカチカチ山状態。それでも乗りたかった。

そんなバイク乗っていると死ぬからやめろと何度かいわれた。

そのうちブレーキも利かなくなってきて、汚い軽トラに追突してしまった
こともあるけど、ペコペコ謝って許してもらった。

当時の友人と林道にも何度もいったけど、友人ののるセローに
全然ついていけなかった。俺はなんて下手なんだろうと思っていた
けど、後で自分の腕のせいだけでなかったことを知る。

3台目は

XLR250R BAJA

これを買ったのは大学卒業して初めて勤めた会社をたったの一年半でやめた
ときで、その退職金でかった。
(天下り特殊法人だったので、たった一年半でもかなりの退職金をもらえて驚いた。)

安定した職場を捨てて、その退職金でバイク買っている自分の将来を
思うとブルーにもなったし、当時そんなやめ方することを母に無茶苦茶
反対されて家にもいられなくなり。このバイクで家出同然で家を飛び出した。
走りながら、涙止まらなかった。自分の安住の場所はこのバイクの
シートの上しかなかったように感じた。

このバイクは、オイルクーラーもついていて、ダンプにぶつかって、僕も一緒に
空飛んで何回転かしたあとも、ドコモ故障してなくて(ステップが曲がっただけ)
乗っている間、一度も故障しなかった。素晴らしく丈夫で、バッテリーすらない。
だからいつもキック、キックキックの鬼だと、やっていて、なかなかエンジン
かからなくて、それが大変なんだけど、もう必要な儀式みたいになっていた。

また何より ホンダの4スト単気筒ということで、パリダカで楽しかった
ことを思い出させてくれるところもよかった。前2車でエンジンオイルで
痛い目にあっているので、小さなオイルクーラーが絶対効くお守りのように
ありがたかった。

このバイクでセローに乗っている友人と林道にいったら、飛ばすつもりも
ないのにセローずっと置いてきぼりにしてしまった。(XT250のときと逆)

なによりサスペンションがプログレッシブサスでかなり良い動きをしてくれた。
それがなにより大進歩だった。
マス集中化設計がなされているらしく、自分の意のままに林道でも
向きをかえられること(それも2本サスでないことも関係していると思うが)
も大きいようだった。

そんなこんなで僕が1番いとしく感じていたバイクでこの
このバイクを捨てるときは、自分の身体から大切なものを
剥ぎ取られるようだった。

4台目

W650

このバイク最も良いところは、ユックリ乗っているのが楽しいところだと思う。
エンジンの鼓動もそう感じるようにつくられているようだ。

またアップハンドルで、オフロードバイクに乗っているとき
近い姿勢でのることができるので、何とか林道も走れないこともない。

逆にこの排気量なのに、高速道路はあんまり走る気になれない。

デザインは美しいが、さびが出やすくそれを放置してしまっている。

どのバイクもそうなのかもしれないけど、古くなると振動が増えてきてしまう。
それに僕はとても弱い。

それでも、また単気筒のオフロードバイクも手に入れて、
最高に楽しかった、バイク経験のをあの振動と共に
蘇らせたい。

でも身体もくたびれてきたので、楽なバイクも持っておきたい。

まあ今はW650大切にしないと。これはこれで良いバイクだし。

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