金曜日, 11月 14, 2008

ある人が起訴されて、考えたこと 小さい会社の立場から

朝に、ある会社の社長とあっていたら、話の中で共通の知人が
脱税で起訴されたことを教えてもらった。

彼は自分で創業した会社を、苦労に苦労を重ねて、
一時期は上場も可能と言われるところまで育て上げた。

その苦労の過程では、自宅を抵当に入れて融資をうけたり、
過労やストレスで健康を害したりもしたときいている。

社員に厳しかったともきいている。

例えば、システムを導入してうまく動かなかったら
お客さんに満足してもらえるように動くまで3日間くらい
帰って来るなというようなこともやっていたときいている。

それで社員に嫌われても、お客さんには信頼されて
業績がさらに伸びたようにみえた。

(僕は社員に甘くて駄目だった。)

彼はその分野で自分の会社をトップシェアに育てあげた。

ところが、創業者で大株主であるにも関らず、
彼の持株のシェアが50%を切った途端に、
彼以外の全ての社員と取締役にクーデターを起こされて
彼は自分がそこまで苦労して育てた会社を追い出されてしまった。

そのときに彼は自分の持株を自分を追い出した他の役員に
買い取らせた。

そのときの株式譲渡益に課税されたくないばかりに、
タックスヘイブンに住んでいることにしたらしい。

でも実際は東京にいてそれがばれて、起訴されてしまった。

その金を元手に、新しい会社を起したが、上手くいかずに
お金のかなりは消えてしまったはずだ。

だから重加算税とかいうものをくらったら彼はそれを
支払えないかもしれない。

マスコミの記事では数億円の利益を得ながらそれを隠して
数千万円の脱税をしたとしか書いてないから、
簡単に支払えるようにみえてしまうが。

実は僕も彼に騙されてしまったことがある。

それでも、その事件をきいて僕が第一に感じたのは、

「かわいそうに」

ということだった。

小さな会社の立場で大きな会社や役所と接すると
日本で小さな会社を成長させていくことにどれだけ、
理不尽なことがあるかわかるし、彼はそれをなんとか
くぐり抜けてきたのに結局そうなってしまった。

確かに彼は怪しいところがある人だった。

ところが怪しい人は大企業にも役所にもいて、
ずっと悪いことを巧妙にやっていて全然つかまらないのだ。

賄賂を要求する大企業の管理職、
(それを拒否して、ライバル企業の製品を採用されてしまった俺)

脱税を指南して大きな利益をだしているらしい税務署のOB
(これはマスコミ情報だけど。)

大企業に雇われた節税顧問会社と政治のつながり。
(すんません、これもそんなに知っているわけじゃないんです。)

法律はさじ加減できまってしまうようなところがるし。

現に僕は弁護士のいい加減さを最近間近にみたわけだし。

そういう人たちに比べて、彼は権力をかさにきて、悪事を働いた
わけではない。

罪としてわかりやすい捕まりやすい悪事を働いてしまったわけだ。

2 件のコメント:

Tyun さんのコメント...

これは考えさせられるお話ですね。

確かに彼が悪事を働いたことは間違いないわけですし、同情は出来ないのでしょうが…

本来捕まえられるべき、もっと巧妙な犯罪者がのうのうと暮らしていると思うと、なんだか釈然としない気分がします。

masan さんのコメント...

そうですね、本来同情できる事件ではないですね。彼はこの事件も、仕事も、場当たり的にあとからばれることにまるで神経がいかないかのようにやっていました。こんな場当たり的なことやらないだろうと常識的に考えるとだまされてしまうという人でした。