金曜日, 9月 12, 2008

臨死体験からの教訓と戸惑い

丁度2年前、自分は敗血症性ショックで入院していた。
後から知ったけど死亡率25%から90%でお医者さんも
看護士さんも僕のためにかなりバタバタしていたから、
本当にやばかったらしい。

http://koenjihachioji.blogspot.com/2006/09/blog-post_21.html

パラリンピックに出場が決まっていたシッティングバレーの若い女性選手が
同じ病気で急死したというニュースをみて思い出した。

この経験は自分に強い教訓を残した。
昨日読んだ本にも同様のことが書いてあった。

「死は誰にも確実にくるし、死はいつくるかわからない。」

「一ヵ月後に死ぬとわかったとしても、今やっていることがやりたいと思えることでなければ、
本当はそのことに自分は価値を認めていない。」

お医者さんの慌て方のピークから8時間くらい遅れて自分の苦しさのピークがきた。

要するに、一番死ぬ確率が高かったとき、僕は自分が死ぬかもとは全然思っていなかった。

一番危ないときを過ぎてから、こんなに苦しいのはやばいんじゃないかと思った。

だから、

明日死ぬとわかっていても悔いのないように
一ヵ月後に死ぬとわかっていても悔いののないように
一年後に死ぬとわかっていても悔いのないように
10年後に死ぬとわかっていても悔いのないように
20年後に死ぬとわかっていても悔いのないように
40年後に(そのくらいで死ぬ可能性が高いのかな)死ぬとわかっても悔いのないように

生きてゆきたいと強く、実感をもって思うようになった。

ところがこれは突き詰めるほど難しくなってしまう。

子供と遊ぶこと、
泳ぐこと、
バイクに乗って綺麗な景色のところにいくこと、

そのくらいしか僕には思い浮かぶことはないままそれから2年の歳月が流れた。

ごまかすことも大切で、人生浮き身に徹するしかないという考えもあるそうだけど。

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